運命のめぐり合い七七日法要

2017年04月17日

遠のくGS

腕時計趣味に区切りをつけるオーラス候補にグランドセイコーが入っていましたが、今年のバーゼルを見た結果グランドセイコーは遠のいてしまいました。

グランドセイコーの良さは高級輸入時計ほど高価でなく、それらをも凌駕する作りと精度が売りだった筈です。クオーツにしても機械式にしても、作りの素晴らしいケースに手間がかかった立体的なインデックスと長短針、枠取りしたデイト窓でさえ手抜き無くしっかり作り込まれています。それらに加え年差クオーツやクロノメーター級精度のムーブメントがおごられれば、少し田舎っぽい浪花節デザインでもメイド・イン・ジャパンとして魅力的に映ります。

しかし今年のGSは高級価格帯にシフトしてきました。

ケースバックに18Kメダリオンを奢り大きく値上がりしたGSの1st復刻もそうですが、初代に現代アレンジを加えた限定968本のSBGR305が81万円。
2017GS

ロレックスのディープブルーを真似た限定500本ブルーダイアルのGSダイバーSBGH257は110万円超え。
diver

セラミックとブライトチタン素材の限定500本GSクロノグラフ・スプリングドライブSBGC219は178万円。
sprigdrive chrono

GSでないですが1stダイバー復刻モデルが37.8万円。好みのデザインなのでもう少し安ければ十分魅力的ですけど、40万円近くでは思い切れません。
1st diver

以前なら多少の価格には目をつぶってでも即座に予約したのですが、今のモチベーションでは二の足を踏みます。それだけ興味が時計から遠のいた証なのでしょう。

スイス時計達の値付けでうんざりしていた所にセイコーが加わったのは残念です。結果、価格的なアドバンテージは無くなり、GSへの興味は削がれてしまいました。高くなったと言われるオメガ・スピードマスター・コーアクシャル95万円、人気のロレックス・デイトナで127万円、セイコーのクロノグラフは、プレミア価格を付けたデイトナが買えそうな値付けです。

大きく減らした営業利益を大幅な価格アップで挽回する単純明快な手法に加え、グランドセイコーブティックを広範囲に展開しブランドステータスを上げる計画となってます。しかしその嵩む投資回収は一朝一夕には出来るはずも無く、価格アップによる顧客減の可能性は有りうる事です。それはスイス時計業界が、販売低調に陥っ主な理由の一つが高額になった事は分析すれば読めるはずです。

SIHHやバーゼルを見る度に私が求めるものが少なくなったと感じ、この製品にこの対価は払えないと思うようになったのは、いよいよ終わりへ向き始めたと思うのです。


yoyaya2 at 20:27│Comments(0) 時計 

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