2015年12月
2015年12月28日
ジャガー・ルクルト ジオフィジック・ユニバーサルタイム
10月1日に発売になったジャガー・ルクルトのジオフィジック・ユニバーサルタイムです。都市名印字された時計は、ユニバーサルタイムやワールドタイム等の名称で各メーカー数多く発売されていますが、その中でこの時計は他より良いと思いました。
エングレービングされた大陸と海をブルーラッカーに色づけしたダイアルに惹かれます。ダイアル外周に印字された都市名と経度が一致し、北極中心に展開した世界地図は、メルカトル図法で描かれた他の時計とは異なる秀逸な出来栄えです。
新作ムーブメントcal.770はトゥルーセコンド機構を採用し、これはデッドビートセコンドやステップ運針と言われる1秒毎に秒針が動くクオーツの様なギミックになりました。テンプは、テンワの代わりに空気抵抗が小さいジャイロラボと呼ばれるジャガールクルトのロゴをあしらった構造になりました。個人的にはデッドビートで無い方が良かったのですが、「高精度」なる付加価値を付けたかったのでしょう。
これまでのルクルトのムーブメントへのコート・ド・ジュネーブは同心円状に施されていましたが、今回から直線的に施されるようになりました。一般的なムーブメントの装飾となった訳ですが、私は同心円状がルクルトらしくて気に入っていただけに少し淋しい思いがします。
今のGSに代表される高級クオーツ時計のステップ運針は、きちんと秒インデックス上をキープし作動する拘りを見せますが、一昔前は秒針の作動間隔が広くなったり狭くなったりまちまちでしたし、秒インデックスの間を針がステップ運針する時計も見かけられました。そうなると一気に正確さのイメージが弱くなり、細部まで拘って作られていないと興醒めしたものでした。
過去の欧米系が製造する製品は、そこまでの気配り、拘りが往々にして欠けていたのですが、今回ジャガールクルトはその拘りをジオフィジックトゥルーセコンドのムーブメントで見せる事が出来たのか興味があります。
2015年12月25日
2015年12月20日
腕時計スランプ解消に向けて(2)
さて、11月に発売されたカルティエの新作腕時計、ロンド・クロワジエール・ドゥ・カルティエがJR高島屋店頭に並んでいました。まったくノーチェックだった為この日初めて知りました。回転べゼル、センターセコンド3針、デイト付きが次に欲しい時計の一番手にある私にはこれも気になる存在です。

ケース径42mm、厚さ9.7mm、Cal.1847mc自動巻き、スポーティな雰囲気の時計です。少しシックさを求めるなら金メッキべゼルタイプが良さそうです。
白・黒ダイアルが537,300円、黒金は615,600円のとカルティエとしては抑えめの価格です。ただカルティエが作ったと言うだけで、デザインが凡庸な域を出て居ないように感じます。
カルティエは、ミニッツインデックスに少し届かない小さ目のハンドが好みなのかクレ・ドゥ・カルティエも同様の仕上がりです。
ルイ・ビトン・エスカル、フィフティファイブ、カンパノラ琉雅、聚楽、カルティエ・クロワジエールと価格が何とか納得できるモデルが充実し始めました。それでも以前と比較すると高価ですが、現実を受け入れなければ次に進めません。
ほんの少し前は殆どの時計メーカーが中国市場に重きを置いていましたが、今の指導部になってからぜいたく禁止令が出され高級腕時計や宝飾品の冷え込みは如実に現れています。中国株大暴落以前は毎日必ず数件はメール、SNS等で在庫問い合わせや注文があった中国ブローカーからの連絡が、大暴落以降はキャンセルを始めとする在庫問い合わせは全く無くなってしまったと旧知のグレーディーラーさんが話していました。
中東に於いては石油のダブつきによる価格下落が時計市場の冷え込みの拍車をかけ、一時期の勢いをその地から奪ってます。
来年のSIHHやバーゼルではどの様に世情を反映するのか例年以上に興味が有ります。相変わらずバブリーな高額品をリリースするのか、価格を抑えた製品をリリースするのか大いに興味あるところです。
2015年12月14日
腕時計スランプ解消に向けて(1)
高島屋へ行くとエントランスは豪華なクリスマスデコレーションが展示してありました。松坂屋、三越とは予算投入の次元が違います。名古屋駅玄関口百貨店のプライドがあるのでしょう。

この日の目的の一つは、カンパノラコンセプトショップにて聚楽、琉雅、紅明それぞれ現物を見せてもらう事でした優待セール期間中は10%引きですから、出来栄え次第では勢い買いがあるかもと淡い期待を持っていました。
実物はケースと裏ムーブの仕上げは及第点、注目は限定になると30万円も上乗せされるダイアルの雰囲気と出来です。高島屋にある琉雅の現品は1つ1つの螺鈿細工が大きく、広く多い目に散りばめられ、本来隙間埋める小さい螺鈿が物足りなく感じました。その為黒漆の空間が少なく良く言えば賑やか、悪く言えば雑な印象でした。大きめの螺鈿を散らばせた方が制作は早くできますが、もっと細かく散りばめバランスよく丁寧に作ってあればと思いました。

プロが背景も含めて撮影するHP上の琉雅と現品の印象が少し違っていました。他店のダイアルはHPのものに近いのでしょうか。
聚楽はHP画像のイメージに近く、金粉のざらつきが新鮮なサメ肌ダイアルでした。金メッキのハンドとビス止めされた同じく金色ミニッツインデックスがスペシャル感を醸し出していました。

思いの外良かったのが紅明でした。漆塗りのお椀や重箱のイメージそのもので、ダイアルに漆の濃異部分と淡い部分のコントラストが目を引きました。
漆は保存に注意を払わないとひび割れが起こりその部分から反り・めくれが発生します。そしてめくれ落ちて下地が現れる場合が有ります。自宅にある漆器のいくつかがその状態ですから、この先何十年と保管所有する時計は大丈夫か気がかりではありますが、ベーシックなシンプル3針、視力が衰え始めた私に容易な日付確認は嬉しい装備。
まずは候補の一つです。
2015年12月05日
昭和の味覚
オーダーは当然の如く鉄板ナポリタン。

タマゴを敷いた鉄板に乗った甘酸っぱいトマトソースに絡まったパスタと、赤いウインナーのトッピングは昭和その物です。今の若者はオーダーしないでしょうね。
妻はシーフードリゾットですが、写真と少し違って汁をお米が全部吸い込んでました。

名駅周辺は、2027年のリニア中央新幹線開業による再開発が盛んで、次々に高層ビルと若者に向けたおしゃれな店舗がビル内に続々オープンして環境が激変し始めています。
一方栄周辺は、大津通りに面し松坂屋、三越、パルコがありますし、反対側には有名路面店が多く出店していますが、1つ通りを入れば昔の良さがまだ残っているように感じます。夜間の繁華街があるのも栄周辺です。

駅周辺より騒々しくなくのどかさが垣間見る事が出来る栄地区は良いですね。
