相見積もりの重要性中山道の宿場町(2)

2021年10月25日

中山道の宿場町(1)

仕事を退き自由になる時間が増えれば各地の名所へ出かけてみたいと計画していましたが、COVID-19によりそれらは頓挫した状態でした。
しかしワクチン接種が進み、感染者の減少に伴い緊急事態宣言が解除されたのを機に、昨年3月東海道の関宿を訪れた際、時代を感じさせる街並みに魅了されてからは他の宿場町を訪問したい気持ちがありました。

再びその思いを感じたく、中山道の妻籠、馬籠宿を訪問する事にしました。訪問日は混雑を避けた平日、車を利用し片道3時間半ほど掛かり妻籠宿に到着しました。

妻籠宿には町営のバス専用第1駐車場、自家用車用の第2、中央、第3と多くの駐車スペースが確保され、駐車料金は自家用車で500円と非常にリーズナブルです。この日の駐車場は十数台ほどで余裕がありありでしたが、週末や観光ハイシーズンには駐車待ちの行列が出来る事でしょう。

この第2駐車場から歩いて数十メートルで入口に到着です。妻籠宿はその当時の街並み保存を試みた宿場町になり、重要伝統的建造物群保存地区になります。
妻籠1

入口看板から少し歩き通りに出ると、令和から江戸時代へ一気にタイムスリップしたかの様な雰囲気です。
妻籠2

馬籠宿の高札場。
高札場、御布令書自体は復元されたものでしょうが、正徳元年(1711年)や明和7年(1770年)当時の内容が記されています。
妻籠3

COVID-19の世界的な流行は非常に不幸な出来事です。しかし諸外国、とりわけアジア圏のインバウンド客の減少は、目を覆いたくなるようなマナーの悪さと耳を塞ぎたくなる喧騒を消し去り、この様に落ち着いた時間を取り戻してくれました。
妻籠5

それはここで商いをする方々には厳しいものがありますが、商いをせず生活する方々には胸を撫で下ろしているかも知れません。
妻籠6

今も営業を続ける旅人宿の松代屋です。耐震構造問題を考慮する中で、この景観を維持、営業継続させる努力は並大抵ではないと思われます。
妻籠8

当時からして広い道幅は往来の多さを物語り、中山道六十九次の主要宿場町として栄えた名残を感じさせてくれます。
妻籠10

有形文化財熊谷家住宅の天井骨組みは、私の旧宅や先月解体した隣家の骨組みと雰囲気が似ており、それ故昔の街並みに思いが募るのです。
妻籠宿12

解体した隣家。
屋根裏1

観光客が少なかったお陰でのんびり自分たちのペースでと散策でき妻籠宿を後にしました。
次の目的地は馬籠宿です。




yoyaya2 at 12:32│Comments(0) 日常 

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